新製品の全く新しい長財布の開発途中を公開します
いつも当ブランドの製品をご愛用頂きまして誠に有り難うございます。
百貨店様でのイベントやネットショップ等でお買い上げ頂いたお客様からの
ご意見やご感想、当ブランドのスタッフが実際に使ってみて発見した改善点や
新たな製品に繋がるヒントを見つけたりと日々考えを巡らせています。
そして今回、新製品の制作過程をご紹介させて頂きます。
今まで新製品を開発する時は、ニーズの調査や様々な想定を経て自社のスタッフで
企画、開発、サンプル制作、発売と言うのが通常のフローになります。基本的に
社内のスタッフのみで進めます。業界内でも大まかなフローは同じかと思います。
当ブランドは「人々の生活を豊かにする道具としてもの作り」をコンセプトに
掲げているブランドです。それには新しいチャレンジも必要です。
ですので今回は新製品の発表前に、開発途中経過を公開したいと思います。
公開する目的
◆もの作りの楽しさや難しさを知って頂き、新たな発見をして頂きたい
◆完成前に公開し、ご意見や感想を頂戴して、より良い製品にしたい
それには発売前に類似品を作られてしまうリスクがあります。
しかしそれ以上により良いもの作りをする方が大事だと言う考えで公開を決めました。
「ハニカムボールからの発想」
当ブランドの人気シリーズ、超薄型長札入れは厚さ僅か3mmでお札を折らずに
収納でき、カードは4枚、フリーポケットもありスマートさと必要最低限の機能
を合わせ持った個性的な製品になります。マチが無く平面的な構造です。

商品リンク
スタッフが使用してみたり、お客様のご意見の中で、
◆基本的なコンセプトは変えずにもう少し使い易い機能性にできないか?
◆小銭を入れる事ができないのでコインケースを別に持たなくてはいけないので面倒。
かと言って厚くなるのはいや。
◆奇抜なデザインでなく今まで使っていたアイテムの延長の方が使い易い
と言うご意見を頂きまして考えました。
物が少ない時や使わない時は薄くて平面、
物が増えたり取り出す時は立体的になる構造。

考え出した答えの一つが平面的な構造物をつなぎ合わせれば、
収納が増えて、薄くて、スマートになる。 そして思い付いたアイデアがハニカムボールでした。


小さい頃、七夕の飾りのために色紙を重ねて貼り合わせて作った
蜂の巣(ハニカム)の様な形の紙飾りです。
平面の紙を貼り合わせる事により、平面の物が立体物に変わっていきます。
その特徴を活かして今回のお財布のデザインになりました。
基本的なベースのデザインはメンズの長財布で根強い人気のかぶせタイプの
お財布にしました。
見た目はベーシックで、薄くてスマート。
しかし中を開けると開きがよく、中の物が見易く、取り出し易い機能性。

現在この新作の試作品を制作中です。
今までになかった画期的な製品になりますので是非ご期待下さいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました
