革について

“道具”のために厳選した、しなやかな革「ベジタブルレザー」

スマートな所作を実現しながらも、タフな日用に耐える「道具」のためのメイン素材として厳選したのがこの「ベジタブルレザー」。革らしい表情豊かなナチュラルな風合いと艶感、しなやかな耐久力のある機能性が特長です。

日本国内と北米の原皮を国内で鞣す際には、クロームとタンニンの両方を使用したコンビ鞣しを採用。タンニン鞣しならではの革らしい風合いを出しながらも、クロームを加えることで柔軟性としなやかさを実現しました。空打ちすることで革の表情を豊かにし、それにアイロン加工を施すことで艶感を加えます。仕上げの色付けに染料のみを使用することで水彩絵の具で色を塗ったような揺らぎのある染めの表情が現れます。

透明感のある染料で仕上げた革の本来の表情が活きる革だからこそ、良い革、部位を厳選することが重要です。革についた傷、虫刺されなどの痕は鞣す前の革の状態では判別することはほぼできず、染めだけではそれらを隠すこともできません。革は仕上げるまでいかようになるか分からない。生地のセレクトもさることながら、最終的には長年の製作の中で培ってきた革を見る目が非常に大切になります。
良い道具はあなたの手の中で育てられていくもの。
毎日使い込む中で革の色、表情が深まり、その変化を愉しんでください。